誰しも、介護を受けることなく自立した生活を送っていきたいと考えるのは当然のことである。
介護を必要とする事情は人それぞれだが、日頃の予防によって介護の世話にならずに済むことも多いので、できることは積極的に行っていくべきだろう。
介護予防の手段として一番おすすめなのは、やはり運動である。
日頃から体力、筋力を鍛えておくことで介護の世話にならない健康寿命は大幅に延びるので、意識して備えていけるようにしよう。
介護予防のための運動は、激しい運動をしなければならないというものではない。
ウォーキングや足上げ運動といった高齢者でも負担なく行える軽い運動でも充分効果があるので、ちょっとしたことから始めていくと良いだろう。
毎日の散歩20分、膝を軽く曲げる程度のスクワットでも充分効果がある。
高齢者の場合、若い人のように運動ができないので今から取り組んでも遅いと思うかもしれないが、ちょっとした負荷でも毎日コツコツ続けていけば必ず積み重ねとなり成果を発揮してくれる。
特に毎日の散歩は足腰を強化してくれるので寝たきりの予防には大いに効果が期待できるだろう。
運動の習慣がない人の場合なかなか身体を動かすのも厳しいかもしれないが、できることからコツコツと取り組んでいけば必ず効果は感じられる。
手すりにつかまった状態でのかかと上げ、膝曲げだけでも充分介護予防になるのでまずは10回から始めてみると良いだろう。
些細な運動でも良いからまずは習慣づけていくことが大切だ。